幼稚園で英語を定着させた子供の強み
幼い頃に親の転勤等で海外に住んでいたという子供は、大抵の場合外国語を話すことが出来ます。
幼稚園ぐらいの年齢の子供は、脳が柔らかく吸収力も抜群なので、言語取得に大人のような苦労はありません。
今や英語教育は幼稚園から盛んに行われるようになりましたが、この時期にそれを定着させることが出来た子供は、その後の人生で徐々に強みを発揮していくことでしょう。
まず、1度定着した言語は、たとえ数年間の間生活の中で使われていなかったとしても、潜在意識の中で生きているものです。
幼い頃の海外生活で使っていた、とっくに忘れてしまったと思っていた言葉を、大人になってから勉強したら驚くほど進捗が早いのは潜在意識として残っているからです。
従って幼稚園でしっかりと英語を身に付ければ、それは将来非常に役立ってくれるに違いありません。
もちろん幼稚園だけでなく、家庭でも日常生活の中で学んだことを継続させる機会や環境を与えれば、より効果が期待できるでしょう。
英語を話せて当たり前の時代だからこそ幼稚園から学習を
言葉の習得は生後6か月ごろから、まず耳で聞くことによって始まります。
このころに頻繁に聞いた言語は正しい発音で理解できるようになるため、幼児教育に英語が積極的に採り入れられるようになりました。
幼稚園で学習カリキュラムに組み込んだり、完全に日本語を使わずに過ごさせる幼稚園も出てきた理由としては、言語の習得には言語習得臨界期というものがあり、日本語と文法が異なる英語の習得は10歳を過ぎると非常に難しくなるからです。
さらに子音の発音も日本語にはないものが多いため、発音に自信が持てないことが話すことをためらわせる大きな要因となります。
これを排除するために、臨界期を超えず、さらにはより早くから学習させようと、幼稚園で学べるところを探す親が増えてきたといえるでしょう。
世界が身近になった今の時代、日常会話くらいは話せて当たり前と考えられるようになっただけあって、自分たちの苦労を子どもにさせないようにと考える親が増えたのもまた、時代の変化の何物でもありません。